進化を繰り返すマイクロソフトのWindowsは、その使い勝手の良さと戦略の巧みさから今や世界的な共通OSとも言えるほど普及しています。はたしてマイクロソフトの次世代OSはどんな物になるのか少しだけ探って見ましょう。
1981年にマイクロソフトはMS-DOSをIBM-PCのOSとして提供して以来、大手ソフトウェア企業へと成長する足がかりを得たがアップルから当時としては画期的なマウスによるアプリケーション操作が可能なOSマッキントッシュが発売された。
そこでマイクロソフトは16ビットCPUのMS-DOSにグラフィック インターフェースを強化しマウスアプリケーションを取入れた16ビットCPU用MS-Windowsの開発に力を入れ同時にマイクロソフトは次世代OSへの展望から32ビットCPUの普及を見越し32ビットOSの開発を進め、1993年に「Windows 3.1」を完成させ、さらに16ビット プログラムを32ビット コードに変換して実行する新しいOSを開発し「Windows 95」として発表、爆発的な支持をうけた。
ところが「Windows 95」は16ビットのアプリケーション用のメモリ領域と32ビットプログラムの併用のため、結果アプリケーションのフリーズがそのままOSのフリーズにつながるという脆弱性が露呈し、結果的に完全32ビット「Windows NT」と16ビット併用の「Windows 9x」という2つのOSの系統ができあがった。
「Windows 3.1」はMS-DOSとの互換性を持たせるためカーネルに16ビットのコードと32ビットのコードが混在するという構造上の特徴を内存したまま進化し、それなりに、多くのユーザーと多数のアプリケーションソフトの普及により、マッキントッシュをはるかに凌ぐシェアーを勝ち取った。
しかし「Windows 9x」系のOSは、その構造上抱える各種の問題により非常に不安定なOSと言われ、特に9x系最終バージョンである「Windows Me」が最も不安定であった、これは16ビットコードの問題を抱えたまま多機能化を追求していった為、システムリソースの消費が激しく9x系OSの中でも特に不安定さが高まる事が原因とされている。
マイクロソフトは「Windows Me」で「Windows 9x」系のOSを見限り、以降は次世代OSへの布石として「Windows2000」から始まるXP、Vistaへと「Windows NT」系への一本化を進めユーザーの次世代OSへの需要を喚起した。
それに伴い2001年12月に「Windows 95」、2006年7月に残りの9x系のOS全てがマイクロソフトによるサポートを打ち切られた。
マイクロソフトのゼネラルマネジャーBen Fathi氏は、2009年末までに「Windows Vista」の次世代OSを発表の予定である事を語った。詳細は未公開ではあるが「Windows Vista」の次に予定されているものとして考えられるものの1つは「Windows Vista SP1」もしくは「Windows Fiji」というもの。その次に予定されている物が次世代OSのインターフェースを実装した「Windows Vienna」という展開を計画中。ただし「Fiji」や「Vienna」は漏れ伝えられた開発コードネームであり次世代OSの商品名になるかどうかは定かではない。
つまり、カーネル部分のバージョンアップを「Fiji」で行い、検証や修正の後新カーネルの機能をフルに引き出す新インターフェースを「Vienna」に実装するという手順が考えられている模様。
マイクロソフトは、ほぼ3年のサイクルで次世代OSへのバージョンアップを実施していたが、XPリリースから5年間新バージョンVistaをリリースできなかった。大方の見方では「Fiji」は2009年頃、「Vienna」は2012年頃のリリースと噂されている。